遺言とは

あなたがもし、「遺言とは何か?」と聞かれたならば、どのように答えますか。
一般的には、たとえば「家の財産をどのような割合で、誰に譲るのかを書面に書いておくこと」というような説明をするのではないかと思います。
だいたいこのような認識で正解なのですが、そこにはその財産の持ち主であるかたの「死」が、必然的にかかわってきます。
財産の持ち主が亡くなってしまってから実現されることであるために、持ち主は、自らの遺言通りに家族それぞれが財産を相続したのかどうか、確かめる術がありません。
遺言を書面に書いた時点で、その通りに実現されるものと信じるしかないのです。
そうであればこそ、遺言は定められた厳格な方式に従うべきでしょう。
間違っても、パソコンなどで書いて印刷した遺言を、自分の机の引き出しにいれておくようなことがあってはなりません。
もちろん金庫でも駄目です。
少し考えればどなたでもわかることと思いますが、そのような遺言でしたら、どなたでも簡単に作ることが可能です。
内容を、自分に都合が良いように書き換えて、すり替えておくことだって出来ますよね。
そのような理由から、定められた方式以外で書かれた遺言書は、無効となってしまいます。
家族間の相続争いは、本当に悲惨です。
大事な家族をそのような目に遭わせたくなければ、できるだけ早いうちに遺言書を書いて残しておきましょう。
もしもある程度時間が経ったあとで内容を替えたいと思ったときには、また書きなおせば良いだけです。

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