相続放棄について

負の遺産を相続したくない場合には、「相続放棄」をしなくてはなりません。
相続放棄と申しますのは、プラスの財産も含めた一切の相続を放棄するということです。
ですから、当然のことながら、借金だけ放棄してプラスの財産は相続したいというわけにはいきません。
通常、マイナスの財産だけしかないかたは遺言を残したりしません。
遺言を残すとすれば、マイナスの財産もありながら、プラスの財産もあるというかたです。
遺言がなかった場合には、法定相続人が相続するか放棄するかを決めることとなります。
普通の考えでは、マイナスの財産があったとしても、プラスの財産がそれを上回った金額であれば相続したいと思いますよね。
逆であった場合には、相続放棄したいと思うのが人間でしょう。
そして、法定相続人には、相続の順位がつけられています。
第一順位から第三順位までですね。
ご想像がつくかと思いますが、第一順位のかたがもしも相続放棄をした場合、次は第二順位のかたが相続するか放棄するかを決めることになります。
そして、第二順位のかたも相続放棄をすれば、第三順位のかたが決めなくてはなりません。
全ての相続人が相続を放棄した場合、わずかにのこったプラスの財産は国ものになります。
しかし、ここで注意していただきたいのは、相続放棄をしたからといって、財産の管理まで放棄したことにはならないということです。
たとえば財産が不動産であった場合には、相続放棄をしても建物等が残っている以上は管理をしなくてはいけませんので注意が必要です。
相続放棄を全てからの解放だと思っているのでしたら、考えを改めるべきでしょう。

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